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2014 Field Day

、備忘録。

最後に移動運用したのは 1998年の 6D
FD は 1997年 が最後の移動でした。

久々に移動する気になったきっかけは、アウトランダーPHEVです。
1500w の AC100V 電源に、12kWh のバッテリー。
なんて移動運用にうってつけの車なんでしょう。
でも、EVなのでノイズが心配です。
事前にテストしました。
21MHz は S9 のノイズに埋め尽くされています。
負荷の状況でノイズが弱い周波数が現れることもあります。
50m位離れたANTでも、S5-9位と強烈です。
ANTを外せば静かなものです。
ということで、他のAC電源を使ってもノイズは変わりません。
充電中はノイズがなくなりますが、これでは意味がありません。
他のバンドでは 28MHz で弱いノイズがある位でクリアなので、実に惜しいです。
どうしようかと思案し、21Mhz に出るときだけエンジンスイッチを切って手持ちのUPSを使うことにしました。テストすると50Wあたりで過負荷でシャットダウンしますが、移動運用なので問題ないです。
念のために発々も持っていきました。
が、他のトラブルでどうでもよくなり、結局どちらも使いませんでした。

移動地の選定にはストリートビューを使いました。山の中までだいたい網羅されていて、驚きです。見れないところは実際に行ってミニハイキングもしました。こうして候補地を4ヶ所に絞り込みました。

移動機材は物置の最深部から発掘しなければならなかったので一仕事でした。
大体昔のまま揃っていて、追加は 5DSFA x 10m で NP-NP を作ったのと、山の 6m 4el を下ろして持っていったのと、QS1R に 50MHz の LPF を取り付ける MP-RCA 変換を購入した位でした。VUの送信波がHF機と QS1R に直接はいるので、念のため LPF で保護しようというわけです。

さて当日は大雨の中、高梁市の標高700m弱の第一候補地に向かいました。1997年移動場所も近所なので寄ってみました。昔とまったく変わらず、17年の時の流れを感じませんでした。
山は人っ子一人おらず、予定の場所を確保。移動地で会った車は3台だけでした。
路肩の空き地は草茫々だったので、持参した草刈機にガソリンを入れて伐採。

少し傾斜している路肩のためタイヤベース2本の垂直がなかなか出ません。車をあちこち動かし、スコップで少し盛り土をしてなんとか垂直に近くなりました。
これで一安心。お弁当にしました。ここまで 1.5h。

Fdiv 3.5/7M IV を張ろうとしたら、バランがありません。積み込み前のチェックでも全く気が付きませんでした。しょうがないので、14/28Mhz IV のバランを拝借。14/28 はショートケーブルをちょん切って圧着端子を取り付け給電できるように応急対策。とりあえず電波が出ればよいでしょう。

MAST #1 (10m)
144M 5/8x2 SWR=1
3.5はどんぴしゃ、
7は10㎝エレメント折り曲げてどんぴしゃ。21が高いのでチューナON
14もまずまず、
28は短すぎ。でも追加する電線がなく、チューナON

MAST #2 (7.5mロータ付)
144-1200M GP SWR=1
50M 4el SWR=1

これでアンテナ完成。4hかかりました。ここまで比較的小降りで助かりました。

ビールを飲んで、車の中の設営。
いつもの デスクトップ、液晶、U2R、QS1R、コンプレッサをそのまま持ち込みました。
完成したら暗くなってきました。
ビールにお弁当をいただいて、少しの間zzz。

21時、競技開始。
1200~50 を行き来しますが、相手がほとんどいません。移動地をミスったか?参加局が少ないのか? おそらく両方でしょう。地図上では東西によく開けているはずなのですが、さっぱりです。

夜半50Mで6エリアが北西から入感します。土砂降りの中アンテナを見上げると、3.5IVと干渉してビームの向きがずれていました。ステーを引っ張っても距離がとれず、IVのエレメント下へ引っ張ってなんとか回るようになりました。これまでどちらへ向けてCQをだしていたのやら。

夜中に3.5でQSOしている真っ最中、相手のSがスーッと下がり、 何度応答しても NR?NR?  の繰り返し。SWR=∞ になっていました。7M も同様です。外は土砂降りの真っ暗闇。1992 FD の雨で凍えて朦朧となった経験を思い出し、原因調査をする勇気がどうしてもでません。
game over
ビールを飲んで、zzz。

Dpbu 夜が明けたら撤収するつもりでしたが、気を取り直してポールを縮めて原因を調べました。目視では異常なく、同軸も正常です。バランを外して、2本目のショートケーブルをちょん切り、3.5M は外して 7M の IV だけつないだら復旧しました。
30年以上前から使っているバランが、このタイミングで50wで壊れるなんて、何とタイミングの悪い...
ところが、おうちに帰ってテストすると何回やっても正常です。いったい何が悪かったのか。わしゃサッパリワケがわからんよ。今回の致命傷が原因不明とは、どうにも割り切れない気持ちです。

何とか再開できたと思ったら、お次はCWの送信が不調に。頻繁にキーが効かなくなり、アプリを再起動しても、PCを再起動してもダメです。winkey から RS232c インタフェースに変えても変化なしです。
ディスクチェックをしたら、途中でエラーになって終了しません。
こりゃまずいといことで、CHKDSK 決行。その間、朝ご飯を食べて、近所の公園まで散歩してトイレを拝借。
それでも不調は直りません。TS-790をOFFにするとダンマリにならなくなることを発見。束の間、7Mを楽しみました。

そうこうしているに14Mでちょっとだけ1エリアが聞こえて、消えて、空振りCQを垂れ流しているうちに終了。

土砂降りの中の撤収、2時間。
こんどはほんとにびしょびしょになりました。
乾いた服に着替えて下山。
土日とも雨。
20-24℃。飲み物が随分余りました。

5週連続参戦はあまり記憶にありません。
6日には少しめまい。
つかれた、つかれた。

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