2023年度コンテスト規約改正についての解説
規約 6.(14)コンテスト期間中またはコンテスト終了後にアマチュア無線以外の手段(電話、インターネット等)を使用して自局の運用情報を他者に伝えることを禁止する。
解説 電子QSLの交換、運用結果や分析の公開などを禁止するものではありません。
矛盾しています。
さらに、
共通規約 の(14)項は情報発信についての規定なのに、
解説の 2)項の第1,2段落は、情報を受け取って利用する共通規約 の(11)の解説になっています。そして第3段落が前述の規約と矛盾した情報発信に関する解説です。
情報発信と情報利用が区別されていないみたい。
規約 6(14)項の 自局の運用情報 の定義も気になります。
探すと コンテストガイドライン FAQ の A-31 にありました。
A-31:
コンテスト期間中に、自局の運用情報(コールサイン、詳細な運用周波数、運用時刻)をアマチュア無線以外の手段(Webクラスター、携帯電話、メール、チャット、SNSなど)で他者に伝えるセルフスポッティング類似行為や第三者にスポットや投稿を依頼する行為を禁止します。(後略)
コンテスト期間中 はナンバーはアマチュア無線以外の手段で伝えてよいのですね。
一方で、規約 6(14)項の コンテスト終了後 の内容と思われる A-33 では 交信情報 という規約にはない用語が使われていて、ナンバーを伝えてはいけません。
A-33:コンテスト終了後からログ提出締切日まで、交信相手からの問合せに対して、交信情報 (周波数(帯)、交信時刻、ナンバー)を伝達することは行わないでください。ただし、個別の交信データが特定出来ないよう集計または加工した情報の公開や、eQSL 等の QSL システムへのデータアップロード、Blog等に自身のコンテスト参加記録等を公開することは、禁止対象に含まれません。
しかしながら、解説とFAQどおりなら、これまでも、これからも、私(たち)の運用形態は違反にならないことはわかりました。
規約の 6(14)項どおりなら違反だらけですけどね。
ここまでトンチンカンだと是正は面倒そうですから、ほっておくとしましょう。
(追記) 2024年 6m and down から、共通規約6(14)項がなくなり、FAQ の該当項目もなくなっています。よかった、よかった。
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Comments
【トンチンカン】
①運用結果や分析の公開は禁止しない。けど、
②運用情報をアマ無以外の手段を使って他者に伝える行為は禁止する。
【言い訳と逃げ道】
公開は受け手が居なくても成立する。
伝えるは、伝える他者が居なければ成立しない。
2項対比の解釈から特定の相手に対しての伝達を禁止している。
【目くらまし】
なのに規約には②しか掲示しない。
教育を受けた大人の仕事ではないですねw
曖昧表現で全方位射撃可能な担保を手元に置き威嚇するだけの古典脳。
もう、従来規約のまま、有志がJARL以外でもログを受付る皿を用意、結果を連盟とは独立して審査・楽しむコースが欲しくなったw
ex)オールアンチJARLコンテストww
Posted by: まろ | April 18, 2023 20:36
このトンチンカンで私は困ることありません。でもJARL以外ならもっと気持ちよく遊べます。
よろしければこちらを
http://jh4utp.air-nifty.com/weblog/2023/04/post-328f39.html
Posted by: jh4utp | April 18, 2023 21:21