2022 RDXC, BARTG HF RTTY, WPX SSB
毎年楽しみにしている RDXC ですが、今年は日曜にお手伝いがあり参加は諦めていました。
その後、2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まりました。
開催が近づくにつれ、無線家との交信は平和への力となるのではないか、ロシアの局と積極的に交信することで平和な世界でコンテストを楽しむ日々を共に目指すことができないか、と考えはじめました。ナンバー交換後に TU MIR(ロシア語で平和)を送るのはどうだろうかとなどと思いを巡らし、家にいる時間は参加しようと考えていました。
世界のコンテスト愛好家の動向を見守るうちに、RSGB, BARTG HF がロシア・ベラルーシからの参加局をチェックログとすることを知りました。
続いて、ロシア・ベラルーシ・ドンバスとの交信を0点とする 2022 WPX SSB の決断が発表されました。侵略国のコンテストの参加者が "innocent bystanders (罪のない傍観者)" であることを承知したうえでの決断です。
2021 のログを見ると、ロシア・ベラルーシとの交信は1割程度もありました。
いつも通りに多くの交信ができたら、世界が侵略を肯定していると誤解する方々がいるのかもしれません。排除されることが、真実を知るきっかけとなり、平和を求める力を呼び起こすかもしれません。
一方で、コンテスト愛好家同士の分断は永く記憶に刻まれることと思います。排除されて敵対的な団結が促されることも心配です。
いくつかの競技は中止されています。SP DX の中止理由は深刻かつ誠実で心を打たれました。中止によって真実を伝え、分断をも避けることができると感じました。
平和の祭典にふさわしい世界を取り戻せば、こうして思い迷うことなく競技を楽しむことができます。それまでは機材の整備をして過ごすのもよいのかもしれません。
こうして、平和を願う日々が続いています。
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