2012 WW SSB
準備から競技までの備忘録。
Ergohuman PRO otoman に 48h - 8h 座り続けましたが、WW RTTY で感じた快適さに変りはありませんでした。長時間同じ姿勢で体が痛くなることもなく、気分や疲れにあわせた姿勢に調整できるのも非常に良かったです。
TNC のバックアップが効いたり効かなくなったりするので調べましたが、電池はあるし原因はわかりませんでした。機械と一緒に脳みそも設定も忘れており、テストしてやっとわかりました。
AB : 9600
STR : $01
STREAMEV : ON
べリンガーのコンプレッサー MDX1600 を使いました。HC-4 では出力が小さすぎるので CH1 をマイクアンプだけに使い、その出力を CH2 に入力して
EXPANDR RELEASE : ON
COMPRESSEOR : AUTO
DE-ESSER : ON
DYNAMIC ENHANSER : ON
で欲しい効果が得られました。
YAESU と ICOM のマイクレベルも違い、レベル調整箇所が多くて面倒でした。MDX1600 の出力を ICOM ハンドマイクと同じに調整し、μ2R のハードのレベル調整、ボイスメモリのソフトのレベル調整、最後に無線機のマイクゲインとコンプレッサの調整でうまく合いました。
声の大小を機械が補正して、どんな声量でも電力計がほぼ一定の振れで止る感じなので、非常に楽ですし、気持ちも良いです。"Your Transmission was very clear " というメールも届きました。
一方で、コンテスト中に、「電波が歪んでる。±20KHz 広がっている。(和訳)」と注意を受けました。即 TX#2 でモニタしましたが問題はなかったので、何かの勘違いでしょう。でも、気になったのでコンテスト後に VL1000 の ALC を再調整しました。ATT ON で 100w ->1Kw ですが、80m と 15m だけ 150-180w 必要なので、何か問題があるのかもしれません。
40m 3el の調整をして臨んだので 2011よりは良かった印象です。しかし山の立ちはだかる北東方面は、皆さんが QSO している相手が聞こえないことがしばしば、というのは変りはありませんでした。
この週は4日夜会合で、前日の金曜はのこのこと2次会にも行ってしまい、二日酔いの頭をかかえての入山となりました。
土曜は 2011 を100QSO 以上上回るペースでウハウハでしたが、日曜の朝が poor で一気にアドバンテージを吐き出し、その後は 2011 ペースを上回る事無く推移しました。
どのバンドも超混雑で、すぐにはじき飛ばされたり、まるで呼ばれなかったりで、S&P のほうが効率が良いことが多く、結構な局数を しました。おかげでマルチは大分増えました。
20m は誰も呼んでくれないどころか、9+ でも応答してくれない局が多かったです。20m 程ではないですが、他のバンドでも同じような現象が少なからずありました。
月曜朝は期待していたより相当 poor で、とにかく run が継続しません。
とはいえ今回の最高レートは
2012-10-28 2305Z - 7.0 per minute (1 minute(s))
でしたので、これは面白かったです。
睡眠時間をどうとるかが課題でしたが、直前に届いた NCJ に AA5AU が毎晩 2h と書いていたので、これを応用してボーっとしないように毎晩REM睡眠を一回取る 3h x 2 で計画しました。これだと100-150QSO 位のロスなので、大勢に影響はないでしょう。
初日は 40m が静かになって 2.5h。寝る前に30分近くマンガを読んでしまいました。
2日目は時間をずらし、またマンガを読んで 2.5h。AA5AU が 100mg カフェインを摂ることも紹介していたので、後は寝ないつもりで準備していた 200mg (エスタロンモカ2錠)を摂取。30分ほど運用しましたが condx がpoor で、もう1時間寝ても大丈夫そう、でも寝れるかな、と思いましたがすぐ寝ることができました、hi。
昼:海苔弁→夕:巻寿司→夜:菓子パン→朝:サンドイッチ→
昼:カップめん→夕:パン・冷凍ラザニア→夜:パン→朝:パン
とみかん一ネットにショコラBB。今回ビールはなし。
少し減量できました。
TX2 で 送信すると μ2R にもがもが回り込むので SO2R 受信の邪魔になって前から困っていたのですが、Headphone ground loop isolation を bypass に変更すればほとんどなくなることを発見したのは、コンテスト後でした。
48hのコンテストに、シングルオペマルチバンドで最初から最後まで参加したのは、おそらく初めてだと思います。QSO数もおそらく自己最高でしょう。
よかった、よかった。
撤収中にディスプレイを落とし液晶を割ってしまいました。僅か10ヶ月の寿命でした。
月曜夕の帰路、暗闇から突然大きな鳥が現れ、ボンネットの上をすべり、フロントシールドに腹をこすりつけ、天井の上を音を立ててすべって、どこかに行ってしまいました。
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Comments
Ergohumanは私も自宅で使っていますが、まったく疲れませんよね。
1309へ遠征時には常駐で置いていますが、これをコンテストで使い始めてから座っていることが苦にならなくなりました。1711への遠征ではWPX CWの時にヤマトで送って終了直後に送り返すということをしましたが、こちらも座っていることの疲れを感じることはなかったです。
シリアスコンテスターにとっては結構大事だと思うのですが、同じように使っているのを知って安心しました。
Posted by: JH5GHM | October 31, 2012 00:02
GHMさん、お帰りなさい。
当地からはどのバンドもカリブは遠かったです。
実は、この椅子、GHMさんの投稿で知りました。良い椅子を教えていただいて、お礼を申し上げます。
リクライニングのフリーと固定、前傾などの組み合わせをいろいろ試しましたが、ベストの固定ポジションがあるわけでなく、オペレーションと体の欲求にあったポジションを選択できることも、快適さの一要素だと感じました。気に入っています。
こういうクラスの椅子を買ったのは初めてだったので、こうなるとアーロンやバロンなどの人気の椅子がどのくらい快適なのか興味が沸き始めています。
Posted by: jh4utp | October 31, 2012 20:55
今日の夕方帰ってきました。先のはヒースローからでした。
私のを参考にされたそうでありがたく思います。どこかで書いたかもしれないので内容が重複するかもしれませんが、アーロンは会社で使っています。ですが、ランクが良くないのか1時間も座っているとストレスを感じてしまい、私にはErgohumanがはるかに良いです。新品の値段ではコストパフォーマンス的にもErgohumanが良いのではと思っています。
Posted by: JH5GHM | October 31, 2012 22:40
なるほど。
アーロンは更に高いですし、あまりに正当派すぎて面白みもないのでこちらにしました。よい選択ができたようです。
Posted by: jh4utp | November 04, 2012 18:56