JARL理事選挙の投票用紙が届いたので
投票にあたって興味のある事柄をまとめてみました。
コンテストの主催とQSL転送を続けていただけるように、よく研究して信頼できる方に投票したいと思います。
連盟のH24年度の予算は(括弧内H22決算)、
収入は4.0億(4.2億円)、
支出は5.3億円(6.0億年)、
不足は引当金取崩1.0億円(2.0億円)と前期繰越金が充てられています。
収入は、年払会員の減少により少し減るようです。
収入4.0億(4.2億円)の大半を占めるのが年払会費3.1億円(3.4億円)です。
そのうち正員が3.0億円(3.2億円)
正員の推移を見ると
'08.3 69,837
'09.3 68,155 (1,682減)
'10.3 66,566 (1,589減)
'11.3 64,773 (1,793減)
'12,3 62,536 (2,237減)
と減少が加速しつつあります。
年払い会員の減少を防止して収入を確保することが最も重要といえるでしょう。
なお、正員約6万人のうち、約2万人が前納会員です。
実際に年会費を払っているのは、約4万人です。
このまま減っていくと、あと10年前後で年会費収入が半分になります。
支出は、経費削減を引き続き進めるようです。
支出の22%を占めるのは事務局人件費の1.2億(1.3億)です。
JARL最大の会員サービスであるQSL転送は、0.68億円と全支出の13%です。
ここをいたずらに削減したり負担を増したりすると、会員サービスの低下となり、収入源である年払会員の減少を加速するので、急激な削減は好ましくないでしょう。
この数年の決算書を見ると、収入減にあわせて支出もよく減らしていますが、会員サービス(QSL,事務局人件費など)は収入の減少を上回る比率で減っているのに、組織の維持管理のための費用削減は収入減に追いついていない感じです。
特に、機械化事務費と会員事務費は IT により比較的削減が容易と思われますが、ほとんど横ばいで異様です。
現状維持でもあと10年程度のお金はあるので、コンテストの開催とQSL転送もしばらく安泰です。しかし前納会員が皆お亡くなりになるまでのお金はありません。前納会員がお金を払わないといずれ行き詰ることにかわりはありません。
私は年払会員なので、いつでも会費の支払いをやめることができます、
一方で、末永く大好きなコンテストの主催団体の会員でありたいとも思っています。
今も解決に努力されている、心ある方々がいらっしゃると信じています。この方々を支援する方に票を投じたいと思います。
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