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JARL 平成20年度収支決算

昨日届いた JARL NEWS 春号の JARL の決算をみながら、つらつら。

H19 からいくら減ったかをみると、
事業活動収入 △34.9百万円
事業活動支出 △36.9百万円
と収入減以上に支出を削っていてよい傾向です。

実際に動いた金額は
事業活動収入 445百万円
事業活動支出 544百万円
と、収入が 約99百万円不足しました。
この不足額は積立金から取り崩して補填しています。

ここで取崩額とその残高をみますと

  [百万円]            資産残高 取崩額
会費(終身)積立資産取崩収入 195 50
衛星積立資産取崩収入 154 20
会館積立資産取崩収入 1107 30
計 1456 ÷ 100 ≒ 14 年
現状の収支水準が続くと仮定して、あと14年間は赤字を補填する財源があるわけです。
でも、主な収入源の年払会員が、1年間で2千人減少(12百万の収入減)する現状が続けば、終身会員の比率が上がりその維持費を捻出するために、お金はもっと早く減ると見込まれます。まぁ、それも何年も先のハナシ。

ところで1年前(H19)の決算ではどうだったかというと、
  [百万円]            資産残高 取崩額
会費(終身)積立資産取崩収入 245 40
衛星積立資産取崩収入 173 10
会館積立資産取崩収入 1141 25
計 1559 ÷ 75 ≒ 20 年
赤字の補填財源がなくなるまで、一年間で 20 - 14 = 6年も短くなったことがわかります。
でも、ほんとにお金がなくなって困るのは、これまた随分先のハナシはなし。

それまでは、QSL転送もコンテストも今までどおり楽しめるわけで、よかったよかった。


こう書くと、この2つにかかった費用も見ておいたほうが良さそうです。(5月11日追記)
コンテストは決算書では読み取れませんが、事務局給与とアワード発行費用なので、総支出に占める割合は僅少と思われます。
QSLのほうは、73百万円なので総支出に占める割合は 13% です。会員のほとんどが利用するサービスとしては、支出に占める割合は意外に少なく、よくやりくりしていると常々感じています。時々QSL転送の別料金化が話題に上りますが、全部別料金にしても不足額の99百万円はカバーできず、従量課金のコストが必要になります。なにより、\7,200+QSL転送費を払う奇特な方がどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

と考えると、ますます安泰、よかった、よかった。
と、勝手に納得。

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